「アウトソーシング事務長」が注目されている理由
ATTENTION REASONS
人口減少、医療費削減、市場競争の激化、人材採用難など、クリニックを取り巻く経営環境は厳しさを増しています。
30年ほど前には、「経営」について考える必要はありませんでしたが、「集患」「スタッフ採用」「教育・定着」「患者教育」「設備投資」「在宅診療体制の構築」「最新設備の導入」など、各種の経営施策を行わなければ、競争で敗れていく時代が到来しました。
しかしながら、多くのクリニックでは、院長がマネジメントに従事する十分な時間やマネジメントスキルが不足しているとともに、マネジメント（管理職）人材を独自に雇用し、教育するだけの組織体力がありません。
アウトソーシング事務長は、こうした業界の構造的な課題を解決するために誕生し、クリニックの運営向上と地域医療の向上のために、活躍が期待されているのです。
「ビジネス経験の高い人材」がキャリア形成でクリニックを選ぶケースは少ないこと、また単独医院では、そうした人材に魅力的な処遇の提示ができないことなどから、構造的に「医療機関のマネジメント人材」の確保が難しいという理由があげられます。
「仕事内容」に記載してあるように、クリニックのマネジメント支援には様々なニーズがあります。アウトソーシングであれば、その時々のニーズやステージに合わせて「プラン」や「利用回数」「担当者」を柔軟に変更していけるため、活用しやすいという理由があげられます。
医院で採用した人材は、簡単には退職させられません。また、せっかく業務に慣れたと思った人材が辞めてしまうと、また「０」から体制構築を行わなければなりません。アウトソーシングであれば、担当者の退職があっても後任がアサインされるという継続性、ニーズがなくなれば解約ができる柔軟性、またクリニック経営に特化した専門性の高いサービスが得られるという理由があげられます。
「生産性を向上させるには、仕事を立派に行うことによって昇進できなければならない。周辺的な仕事の場合においてこれが可能となるのは、それらの仕事を外部に任せたときだけである。アウトソーシングして初めて、それらの仕事に機会と敬意と将来性を付加できる」
たとえば大学職員である限り、学生食堂の主任はいかに有能でも、いつまでたっても大学の一職員である。学生食堂の運営は、大学の価値体系の中心には位置付けられていないからだ。
しかし、独立した給食会社の社員であれば、昇進していくつもの大学食堂を管轄する事業部長になれる。うまくいけば社長にもなれる。問題に直面しても、会社には手を貸してくれる経験者がたくさんいる。仕事や設備の改善提案は、真剣に受け入れられる。
ほとんどの周辺的な仕事は、社内に置き続ける限り独占事業である。したがって、生産性を向上させるインセンティブがほとんど働かない。そこには競争も働きづらい。仕事ぶりを批判されると、人員増で応えようとする。
ところがアウトソーシング先の場合、サービスの向上とコストの削減に努めなければ、いつ競争相手に委託契約を奪われても仕方のないことを承知している。
「昇進の機会のない仕事はすべてアウトソーシングが常態になる。これこそ事務処理的、保守管理的、補助的な仕事にとって、生産性向上の唯一の方法かもしれない」
ドラッカー著『未来企業』より
2022年時点で「Mr.歯科事務長」は10周年を迎えています。この間、業界のニーズは拡大してきましたが、競合と呼べるサービスはほとんど現れていません。なぜなら、歯科のマーケットは大手が参入するほど大きくはないこと、一件一件のサポート対応が千差万別で手間暇がかかるという点があげられます。
我々は歯科が好きです。歯科業界の経営実務向上に貢献したいという使命感を持ち、手間暇かけたサポートを必要とする業界特有のニーズを進んで満たそうという「奉仕のマインド」と「熱意」を大切にしています。
そして、社内的には「企業マネジメントクラスのノウハウ」をもった人材の採用、養成にエネルギー注いでいます。また、必要とするすべての方にサービスを届けるためにリスクを取って事業拡大を目指す決意を持ってこの事業に臨んでいます。
こうした理由から、アウトソーシング事務長サービスを普及するという仕事は、我々にしかできない使命であると確信しています。
私たちは真剣に優秀な
人材を求め続けます
人材こそ、無限に成長する資源です。
私たちは優秀な人材を求めます。社会に有益な存在であり続けるために、
自分たちよりも優秀な人材を求めます。