紺乃 一郎

ICHIRO KONNO

— マネジメントメッセージ —

自由からの発展。
お客様と社員、企業の繁栄を実現する。

紺乃 一郎 
Ichiro Konno

宮城県出身 血液型A型

米大手通信企業AT&Tの日本法人で部長職を経験後、
国内大手インターネット企業IIJ Groupに移籍し独立まで部門長を担当。

2001年から普及期のコンビニATMプロジェクトにプロジェクトマネジャーとして着任。

2014年の離任時まで、2万拠点を超えるネットワークの導入と、

数十名からなる24/365のネットワーク運用管理部隊を率いた経歴を持つ。

紺乃 一郎

起業の原点を聞かせてください。

20代の頃から経営者になりたいという念いがありました。企業経験を通してその念いが強くなったのが30代後半です。

私が在籍した会社は大変素晴らしく、企業ネットワークの普及期に居合わせていただくことができました。そこで多くのビジネスの基礎を学びました。しかしそこでできることの限界のようなものを強く感じた時期がありました。私が残りの人生を賭けてぜひとも体験したかったのは、創業期の生き生きとした発展の息吹、一歩一歩登ってゆく時の喜びでした。

組織が大きくなるとどうしても官僚的になり、社内政治が生まれたりします。しかしそういった常識を素直に受け入れ「そういうもの」と諦めて残りの仕事人生を生きることがどうしてもできませんでした。

私は、仕事とは本来もっと面白くできるものだと思っています。とてもエキサイティングで、生涯を賭けるべきものであると思っています。

会社名の由来は何ですか?

ひとつは「正当な利益を肯定する」ということを表現したかったということがあります。それでいろいろ考えた結果、もっともストレートな「儲かる」というのが最も私たちらしいということで決めました。「儲かる」という漢字は「人」と「諸」から成り立っており、「諸」は物が多くある状態、備える・蓄えるという意味を持っていますので、「人材や資源がたくさん集まり繁栄する会社をつくろう」という願いを込めています。

私たちは利益を「お客様からの感謝の総量」であると考えています。「正当な利益」の出ないサービスは「お客様の立場にたった有益なサービスを提供できていない」ことの証明であると思っています。この意味で真剣に利益を求めることが、顧客満足度を高めることと一致するはずです。

もう1点、「利益は発展のためのコスト」でもあります。良いサービスを提供する会社が、もし大きくならないのであれば、まだそのサービスの恩恵を享受していないお客様に対しての供給体制の強化などの投資ができません。私たちは「100人の歯科事務長の輩出」「サービスご提供地域の拡大」などのビジョンを掲げていますが、これらは「発展のためのコスト」、すなわち「利益」なくして実現しないということです。

私たちは会社が大きくなることを肯定していますが、それは近江商人の「三方よし」(売り手良し、買い手良し、世間良し)の精神にもとづいた、公器性の高い健全な発展思想であると考えています。

なぜ採用サイトをつくったのですか?

現在、私たちが提供する「Mr.歯科事務長サービス」「クリニックマネージャーサービス」は、人材の供給が間に合わず、大変申し訳ないことにお客様に契約をお待ちいただいている状況です。この採用サイトでは、私たちの考えの一端なりともお伝えし、歯科業界、医療業界への貢献と、自己成長に対する志をともにできる仲間を広く募集したいと思いました。

志は大きく持っていますが、まだまだ小さな会社です。この採用サイトでMOCALの考え方を発信し、会社の発展性や社員の成長の可能性を感じてもらえればと思い企画しました。私たちと一緒に働いてくれる素晴らしい仲間を心から待っています。

MOCALの特徴にはどのようなものがありますか?

弊社の特徴のひとつは経営者が兄弟です。私が人事や内部管理を担当し、今野がお客様に関する業務を担当しています。メリットは意思疎通の早さです。もう数十年のつきあいになりますので。

私は外資系大手通信企業で管理職を経験していました。今野は歯科業界で営業職などを含めて25年のベテランです。この今野の経験が、業界初の革新的サービス「Mr.歯科事務長」並びに「クリニックマネージャー」を開発するバックボーンとなりました。

さっそくですが、どんな人たちと働きたいですか?

価値観を共有できる人と働きたいですね。志をともにできる人でなければ、組織に発展のエネルギーが満ちてきませんので。そういう意味で、直感的には「好きだな」と思える人と一緒に働きたいです。

「心から一緒に働きたい」と思えるかどうかです。人間はお互いが好きというだけで、ものすごいプラスエネルギーが生まれるし、好きというだけで仕事が楽しくなる。いわゆるシナジー効果、相乗効果で高めあえる人と一緒に働きたいという念いがあります。お互いが高めあう人間関係における相乗効果は大変なパワーがあります。そういう社員が会社の宝であり、私たちが大切にしたい人財です。

具体的にはどのような価値観を共有したいのですか?

私たちは「人間には奉仕の本能」があると思っています。それから「学びたい、自己成長したいという本能」「発展したいという本能」が備わっているという価値観を持っています。

その意味で「社会やお客様のために奉仕の心を根底に持ち、その実現に向けて生涯学び続け、会社も個人もより良いサービスを提供し続けるために成長し、発展し続けてゆく」という価値観を共有したいと願っています。その発展は「単なる競争相手に勝つ」という意味ではなく「本当に価値ある仕事やサービスを、社会やお客様に提供し続けた結果としての発展繁栄であるべきだ」と思っています。

社員の資質として何を最も重要と考えていますか?

真摯さです。真摯さとは誠実さ、正直さ、素直さ、人柄の良さ(いわゆる良い人)という形で外面にあらわれます。なぜ真摯さを重要視するかと言うと、真摯さこそ良い仕事をするためのもっとも大事な資質であり、この真摯さは習得することができないと考えているからです。

これはドラッカーが指摘していることですが、昨今は本当に実感しています。「伝説のサービス」で有名なアメリカの百貨店ノードストロームの採用基準に「笑顔を採用し、技術を磨く」「人柄と信頼感で採用を決める」というものがあります。

私たちもこの考え方に賛同しています。「良い人柄は容易につくれない」、その人の大きな長所、財産です。私たちは「真摯さ」というマインドを持っている人に「スキル」を磨いてもらいたいと思っています。真摯さがある人は必ずスキルも習得できます。もちろん学歴は問いません。学歴は過去その時点の優秀さをあらわしているものであり、何も保障しません。大切なのは「現在の学習継続能力」であり、その人の「現在のマインドとスキル」であると考えています。

経営者は何を最も重要と考えていますか?

一方で、経営者としては、会社と社員の間のCredibility(信頼性)を最も大切にしています。マネジメントにおける真摯さは「一貫性」という形であわられます。これが行動にあわられた時に「公平無私」となります。

会社の理念に従い正しいと思うことについては損得を超えて言行一致ができる人は真摯さを持っている人であり、リーダーに不可欠な資質です。私たちは「公平性」による「社員との信頼関係」を最も大切にしています。

さきほどの質問で直感的に「好きだな」と思える人と一緒に働きたいということですが、もう少し具体的にはどんな人ですか?

会社の価値観の共有と真摯さについてはさきほど述べましたので、それ以外ということでは、やはりプラスのエネルギーを持っている人です。

私たちの合言葉のひとつに「日々、明るく積極的建設的であろう」というのがあります。たとえばこれに拒絶反応を示される人だと厳しいですね。それから「感謝の心がある人」「人の成功や幸福を祝福できる人」「謙虚な人」「素直な人」「自助努力を惜しまない人」「他人や環境のせいにしない、自己責任の人」「チームワークを大切にする人」「他人の失敗を許せる人」「常に目標を持って成長を目指している人」などが好きです。基本的には真善美の方向にマインドが向いていてそれを肯定している人ですね。

マイナスや暗い感じ、劣等感や自己憐憫を美化したり、ダーティでクールな価値観がもてはやされたりしている風潮もありますが、「日々、明るく積極的建設的であろう」ということを貫くほうが高度で難しいと思います。世の中には必ず明るさの供給者が必要です。プラスのエネルギーで「小さくとも社会の一角を照らさん」という使命感を持って仕事をしたいと思っています。

採用基準はありますか?

価値観を共有できる人、真摯さ、明るく積極的建設的な人ということを述べましたが、同時に「この人を幸福にする自信はあるか」ということをひとつの基準としています。それはMOCALに入社した後、その人の人格が向上し、スキルが向上し、明らかに成長したと言われる人材に育てることができるか。言葉を変えれば「どこでも通用する人材に成長させることができるか」という観点です。

私たちの考える「幸福」は、単に甘い砂糖菓子のようなものではありません。さまざまな試練を通して得られる「努力の向こう側で味わえる味」を意味しています。

私たちは、努力なく会社から何かを得ることのみを期待し、社会や会社の足らざる点をあげつらい、不平不満を言うタイプの社員を幸福にする自信はありません。生まれや環境のせいにせず、自助努力と自己責任で道を切り拓こうとする人にこそ、それを後押しする環境や支援を惜しみなく送りたいと思っています。

MOCALで働く社員に何を与えることができますか?

私たちは社員を大事にしたいという考え方を持っています。

その意味で成長の機会を設けており、定例の勉強会や3ヵ月に1回、課題図書による論文も書いてもらいます。また期首にはKick Off Meetingやグループ合同ミーティングの開催、研修旅行(1泊)内でセッション等も実施しています。これらは継続的にその方の成長を実現するための施策です。

私たちが社員に与えられるものは「成長と貢献の機会」です。

もちろん相応の処遇も同時に与えられるものではありますが、処遇そのもののみで入社を決める人を剪定する意味でこれを強調しません。

「良い仕事をする人には良い報酬が与えられる」。これは法則です。

私たちはあくまで「良い仕事」に没頭することを中心に考えています。これらの結果として「社員一人ひとりに相応しい、豊かで実り多い人生」が得られるものと考えています。

最後にこのサイトをご覧になっている人に一言お願いします。

いまMr.歯科事務長、クリニックマネージャーは、成功されている院長から大変多くのオファーをいただいております。しかし残念なことに、人材の採用が遅れておりニーズにお応えできていない状況です。

歯科・医科のクリニック運営サポートに興味があり、成長と貢献に熱意を持った真摯な人材、共鳴しあえる仲間を心から求めています。私たちとともに最高のサービス、最高の会社、最高の人生を一緒に創っていける方を心から求めています。私たちのサービスの価値は「人」です。真摯さと熱意がある方と一緒に、素晴らしい仕事を成し遂げたいと思っています。

小さな資本で起業して10年経った経営者が考えてみた3つのこと

小さな資本で起業して10年経った経営者が考えてみた3つのこと

著者:紺乃 一郎(ダイヤモンド社)

MOCAL株式会社会長 紺乃一郎による書籍発刊。

経営において欠かせない「原理原則」「リーダーシップ」「イノベーション」について、歴史に残る経営書や古典の教えを踏まえ、自ら実践して結晶化した経営のヒントをまとめた書籍です。

私たちは真剣に優秀な
人材を求め続けます

人材こそ、無限に成長する資源です。

私たちは優秀な人材を求めます。社会に有益な存在であり続けるために、
自分たちよりも優秀な人材を求めます。